どうも、「かざみわし」の狩谷亮裕です。
今日は10月14日にスタートする新ドラマに関連して、心理学周りのお話を少し書いていきたいと思います。
Contents
その前に…序章
~幽体離脱してドラマの世界に入り込んでいた幼少期~
私は、小さいころは様々なドラマに感情移入(移入というより没入というほうが近いかも?)して、刑事モノならば事件を捜査する刑事として、医療モノならば主人公やその周辺の人物の同僚などのつもりでドラマに見入り、CMに入ると魂が体に入り直したかのごとく、「あ、ここ自分の家だったんだ。自分、普通に歩けないんじゃん」と我に返る。
小さいころは、そうやってリアルの世界で自分を縛る制約を脱していたんですね。今振り返っても、楽しかったなぁ。
そんな私もいつからか、ドラマ中のピストルや怒鳴り声を聞くと、自分が狙われたり、怒られていたりしているような気がしてきて委縮してしまい、いつしかドラマに自分の役柄(=ドラマ内での自分の立ち位置・立ち回り)を考えて、テレビの前で構えて楽しみにドラマを見る ということはなくなりました。
そこから数年これが続くと、そんなことをしなくても、いち視聴者として純粋に「これ、面白いなぁ」と思えるドラマも減ったように感じます。
ブログのネタ起こしの意味もありますが、そこまでやって真剣に見ているのは、仮面ライダーシリーズぐらいかな…。
そんな中、久しぶりに「面白そうだな」と思うドラマが間もなく始まります。それが、
♯リモラブ ~普通の恋は邪道~
~コロナを過去に見据え、脚本化しているのが面白い~
副題に書いている通りなんですが、私が思うこのドラマの面白いところは、
私たちにとって未曽有の国難でもあるコロナ禍を
今から半年前にさかのぼる…「コロナパニック」
と 過去の出来事として見据え、脚本化している点が興味深い。
公式サイトのイントロダクションにも書かれている通り、私たちのいる現実の世界では現在進行形の課題である”コロナパニック”。物語の舞台は、そこから半年後の今。つまり、
新しい生活様式も馴染み始めた私たちが、リアルに直面している”今”を
半年前の”過去”として主人公である美々(みみ)たちは語れる立場・境遇にいる。
言ってしまえば、このドラマの時間軸は『私たちの”今”の少し先を行く近未来』というわけです。
現実(リアル)の今を生きる私たち視聴者はこのドラマを通じて、そんな近未来を追体験することができるのではないか?
そこから喫緊の課題である、”コロナパニック”の対応の術となるヒントを、私たちひとりひとりが受け取れる。そんな機会になるのではないか?いや、そうしなくてはならない。このドラマは、私たちひとりひとりがもう一度、コロナと向き合い、生き方を考えていくために神様がくれたチャンスなのかもしれない。不思議とそんなふうにも思えてくるのです。
美々の職が産業医であることもいろいろ考えさせられる
私はこのドラマの主人公、大桜美々(おおざくら・みみ)の職業が『産業医』であることも大きなみどころなのではないかと思っていて。
というのも、コロナ禍で業種問わず休業や廃業が相次いでいる中、個人の仕事に対する意識が変わってきつつあるのは言うまでもありません。
そんな世の中において、美々のような産業医。もしくは産業カウンセラーといった仕事の需要は今後、ますます上がってくるのではないか と思われます。けれども、最近言葉自体はよく聞くけれど、
産業医って何する人なの?と思われている方も多いかなと存じます。
実際に、産業医/産業カウンセラーとひとくちにいっても、彼らが携わっている業務というのは非常に多岐にわたります。例えば職場における健康診断の実施やその後の健康相談(カウンセリング業務)。運動不足による生活習慣病の予防や対策の啓発(←デスクワークの多いところ)など。これらはほんの一例にすぎません。
私は、産業医って何する人なの?と思われている方が多い背景には、このように彼らの業務内容や知識等のカバー範囲が幅広いから というのが一因としてあげられるのではと考えています。
そこで、その疑問について簡単に、分かりやすく紹介されているサイトを2つご紹介します。産業医を”数”と”現場事情”という異なる観点から見ていて、私自身も分かりやすいなぁ~と感嘆したので、参考にしたり、知識を深めるための最初の入り口としては持ってこいのサイトなのではないでしょうか?
日医認定産業医の数は?【PickUp 医療データ】(132)
産業医の現場事情 リクルートドクターズキャリア
まとめ
ここまで間もなく放送が始まる日テレの新番組、リモラブ ~普通の恋は邪道~に絡めて。私自身が心理学やカウンセラーという分野に少し興味もあるので、今回は産業医/産業カウンセラーのことについて書いてみました。
以前のこの記事にも書いたのですが、特にこのコロナ禍。そうでなくてもメンタル面で不調を訴える方も多い世の中。キーポイントとなるのは、『治療ではなく、予防』
もちろん不調とみれば専門家に訪ねることも大切ですが、そうなる前に私たち個人が、それぞれ自分に合った方法で自分のメンタルをコントロールしていく。これも同じぐらい大切です。
産業医や産業カウンセラー。こういった職を目指す人はもちろんのこと、そうでない人も、
これらの知識を知り深めていくことは、
私たちひとりひとりにとって損はない。
これからの時代。とりわけメンタルの操縦方法。そしてそれを身につけるための心理学的知識は、私たちひとりひとりが個人レベルで所有・共有すべき課題へと変化してきつつあるように思います。
それでは、今日はこの辺で。
~風の向くまま。気の向くままに~
P・S・ 心理学という、一生ものの奥深い学問と出会い興味を持った者として、これらの知識がより多くの人に周知されることと、コロナウィルスの一刻も早い終息を祈って。