考察

仮面ライダーセイバー第7話 感想

どうも、「かざみわし」狩谷亮裕です。
今日は、仮面ライダーセイバー第7話考察ということでやっていこうと思うのですが、
いやぁ~。今回も展開が早かった。先日、6話の考察記事で、禁書に載っている内容を考察しましたが、

仮面ライダーセイバー第6話 感想今回は、ようやく仮面ライダーセイバー第6話 感想ということで。 物語の展開も、非常にスピーディーでどうまとめようか迷いましたが、剣斬1割、禁書まわり8割、スラッシュと三上くん1割という風に決めて取りかかれたので、良いものができたんじゃないかなと思っています。 よろしければ。...

「アヴァロン」への到達方法で重要となる箇所は、ほぼ6話の時点で語られていましたね。ということで、今回は、まずそこからまとめていきたいと思います。

飛羽真が見つけた、本の中にあった答え

世界が解けるとき、まばゆい光と二匹の竜が重なり、世界の谷間へと道を示す。時のはざまに王が眠る。13の物語を剣でつないだ時、世界が狭間へと至る。

本編映像中にも飛羽真の説明に合わせて「解ける世界」、「眩い光 二匹の竜」、「世界の谷間」、「時の狭間」、「眠る王」と白い字で次々にあらわされていました。

また続く飛羽真のどちらも伝承の本にあった一説です。というセリフから、2冊。あるいは複数の本を組み合わせて読み取ったんだなということが分かります。

そして、前回6話で禁書から得た情報の中に私たちファンも推察したあの一文が載っていました。禁書から得た情報は
「十三の物語」を剣でつないだ時、「世界の狭間」へと至る。これも「」でくくった部分は謎を読み解く重要なポイントということで、画面にも白い字で映されていましたね。

飛羽真の推測で、彼は複数の本を読み漁っているので、これらアヴァロンの伝承に関わる文句の中で、「世界の谷間」、「時の狭間」、「世界の狭間」と本によって言葉は違うが、前後の文脈や分かっている情報から、これらはすべて同じ「異次元の世界」をあらわしているのでは?という飛羽真の推理力もすごかった。

これはアヴァロンの謎ときだけにかぎった話ではありませんが、「アリとキリギリス」のとき然り、ピラニアの習性然り、ハンザキサンショウウオ然り、元となる物語から敵の本質や事の本質を見抜き、推理する力はさすが。というべきでしょう。

そして、「時の狭間に王が眠る」から、まさかこの「仮面ライダーセイバー」大本のモチーフネタである『アーサー王伝説』にまで本編で触れることには驚きました。あ、そこ触れるんだ~ってかんじで。当然ここも重要ポイントということで、「キングアーサー」、「アヴァロン」と白い字できっちり浮かび上がっていました。

こういう作品の基となった神話や伝承というのは、決まりきった結末がなく、奥が深くて面白いので、仮面ライダーセイバーの作品中で登場人物が補完の意味を兼ねて説明してくれる。今回は飛羽真が他のソードオブロゴスの面々に説明するという役回りでしたが、あれは剣士たちだけでなく、視聴者側に向けられた説明でもあったわけですね。

なんか今回、がっつり『アーサー王伝説』が本編に絡んでくるし、ジオウの時の補完計画みたいな外伝とかで扱わずに本編の物語の中で説明されるのが、今までありそうでなかったから新鮮ですね。

そして議論になっていた、「13の物語を剣でつないだ時」というのは、単純にアヴァロンへのゲートを開くための図柄を構成するのが13。ということで、エスパーダに変身した賢人の前に本が集結していたことからも分かるように、「13の物語」=選ばれた13のワンダーライドブックそのものを指していたようです。

私たちが深く考えすぎていたのか。それとも、公式にも「アヴァロンで待っていた謎の人物。この先、重要な役割を果たすアイテムと人物が登場します」、「アヴァロンで飛羽真の目の前に現れた謎の男!…これから飛羽真たちとどのように関わっていくのか?いかないのか?」と書かれていることから、またいずれ「アヴァロン・アーサー王」に触れてこれらの謎が解かれる日がきそう…な気もしますが。その日を楽しみに待つとしましょう。
仮面ライダーセイバー第8章「封印されしは、アーサー。」

幹部メギド総出勤。
ライダー勢との息詰まる乱戦もすごかった!

そんなこんなでアヴァロンへの道を開いた飛羽真たち。しかしそれはストリウスの助力を得たカリバーも同じ。第7話ではそんな飛羽真&賢人、そしてカリバーのキングオブアーサーワンダーライドブックを巡る戦いを中心に描かれたわけですが、

一方の地上では、「今こそ侵食を加速させるべき」というストリウス指揮の下、幹部メギド達が揃って戦線に出陣しました。あなたの本気がそろそろ見たいというストリウスの期待に応える形で(?)メドゥーサメギドを引き連れたレジエルに、イライラもあり、乗り気ではないが援軍に来たズオス。やっぱり面白いことになってるなぁ とノリで加勢したデザストに、うろついていた芽依を人質に取り、戦いを有利に進めるというまた違った形の援軍を送るストリウス
それを相手する仮面ライダーバスター剣斬。この2人。3冊刺しでもなく、2冊すら使ってもいないのに、怪人1体と幹部級メギド3体を相手取っても互角に張り合う強さ。

そこへリベラシオンでの修練を終えて白馬に乗った王子の如く駆け付け、芽依の窮地を救った本話の主役、仮面ライダーブレイズこと新堂倫太郎。ズオスがメンタル的に本調子ではないとはいえ、見事青の同系3冊を”乗りこなし”ズオスを撤退させることに成功しました。そこから一気に優勢に転じた剣士たちが街の異変の一つを無事もとに戻しましたね。水をふんだんに使った演出。とてもキレいで美しく、そして清らか。倫太郎の剣の道を歩む者として師匠から教わった”精神”を象徴しているかのようでした。ストリウス筆頭に仕掛けた「剣士分断奇襲作戦」。これを退けた剣士たちの強さと、結束力に天晴です!

ここからは個人的な感想になるのですが、今回もストリウスの策士ぶりというか、キレ者感が目立ちましたね。ストリウスといえば、第2話のアリメギドとキリギリスメギドに剣士たちから奪ったワンダーライドブックを仕込み、強化したり。続く第3話での「さすがレジエル。ゴーレムを倒されたぐらいじゃ、動じないですね」と言いながら、少しバカにしたように他の幹部たちを笑ってみる余裕をみせたり。

一度は倒されたハンザキメギドのことを「大したことはない」というレジエルに対して、まるですべてを見通したかのように、「本当にそう思うのですか?」といいながら、小さく首を横に振ったり。(ハンザキメギドは簡単にはやられないというズオスの主張と、本当はそうは思わないですよねぇとレジエルの心情まで察している

最近ではカリバーの行動に疑問を持ち、アヴァロン到達への助力をする際は他のメギドらを別のところに向かわせ、2人きりで話をしたかと思えば、7話では、カリバーは世界への谷間へと向かいました。(カリバーがこちらにいない)今こそ、侵食を加速させるべきだとは思いませんか?とメギドの面々を集めて実質指揮をとったり。
また、せっかく自分が人質に取った芽依のことを、「そんなことをしなくても奴らは倒せる。そうだ、喰っちまおう」と完全な独断行動をズオスに許すばかりか、伏し目がちに「お好きにどうぞ」と言い残し、自らはその場を後にするなど。完全に底が読めないというか、つかみどころがないキャラになりつつあります。

「物語」のジャンルを司っていることから、他の面々よりも知能は高く・策士である。これは想像しやすいのですが、

仮面ライダーセイバー第3話感想今日は、仮面ライダーセイバー第3話の感想を。 以前から思っていましたが、この物語は”世代”がキーポイントになるなということと、同話での飛翔真のセリフから、飛翔真≒タッセル説を唱えてみました。...

でも「仮面ライダーセイバー」自体が誰かによって作られた物語なのではないか?ということを書きましたが、そうだとすると、それも「物語」のジャンルということになりますから、彼と何か関係性を持ってくるのではないか?

そこまではいかなくても、メギド共通の目的として『ワンダーワールドの侵食・支配』というものがありましたが、その中でも彼だけはもっと高次なというか、崇高な別の目的を持っているんじゃないかなと考えてしまうのは、私だけでしょうか?

仮面ライダーカリバーはやはり富加宮隼人ではない

書きたいことは終わったので、章末としてこれを書いておこうと思います。
前々から私も触れていたように、仮面ライダーカリバー=隼人という図式は、今回の第7話をもってますます怪しくなってきましたね。

仮面ライダーセイバー第5話 感想②今日は前回の続きで仮面ライダーセイバー第5話感想②。 今回は、5話の展開に大きく影響を与えた尾上さんの言葉。これを言った尾上さん本人の心境の方にフォーカス。 そしてその親友である富加宮隼人のことについても。 目的は何?正体は誰?気になる!!...

一週間前は禁書周りの考察で盛り上がっていましたが、7話まで終わってみると、一気にカリバーの真の変身者についての考察でにぎわっています。

今回チラっと、変身前の手元やシルエットが映りましたが、彼はすでに公開されている隼人の衣装とはちがう、現代人風のビシッと決めたスーツを身につけていました。
5話で明らかになった15年前の回想シーンから時が経ち、隼人もイメチェンした とも考えられなくもないですが、それにしては年が若い。若すぎる。

ジャアクドラゴンのライドブックが頭上で開き、暗黒剣月闇をベルトのトリガーに突き刺すシーンで、うっすら彼の立ち姿を確認できますが、髪型から隼人のそれではなく、どちらかというと髪が短めで頭の丸いシルエットがくっきり見えているので、なんとな~くですが、飛羽真に火炎剣烈火を託した先代のセイバーっぽい?気もします。
設定的にも、アヴァロンへの道を開くために必要な2匹の竜。主人公がセイバーに対して、先代の炎の剣士が現在の闇の竜、カリバー。

そして激闘の末に変身を解いた際に正体とともに飛羽真が、あれは夢ではなく、失っていた記憶だったんだと思い出す…。というのも対比が利いていて展開的にもキレイかと。

もう一人挙げるとすれば、上で書いたアヴァロンで飛羽真を待っていた謎の男。彼か、今回変身したカリバーのどちらかが、先代の炎の剣士の今の姿なんじゃないかなと私はにらんでいます。

先代の炎の剣士の紹介文に書かれていた、「過去の争いの真実がわかるにつれ彼が背負ったものの大きさが明らかになる。」背負ったものの大きさ というフレーズ。そして物語の重要なポジションであることを考えると、どちらもありそうですが…
私は、シルエットやドラマの対比的な意味合いから考えて、カリバーの変身前の人説を推したいですけど。どうなるでしょう?

次週第8話には、特撮OB吉田メタルさんが出演!
そして、鎧武にも何かが起こる!?

次回、第8話には、今週の第7話での三上真史さんのゲスト出演に続き、またもかつて「仮面ライダー鎧武」で仮面ライダーブラーボ/ 凰蓮・ピエール・アルフォンゾ役で特撮出演経験のある、吉田メタルさんの出演が告知されています。かつての役で出演されるのか。それとも仮面ライダーセイバーの世界に生きる別人として出演されるのか。いずれにしても楽しみです。

それと連動して鎧武の方でも何かが起こるとツイッター等で大々的に言われています。
鎧武外伝第3弾の制作も決定しているので、それかな?とも思ったり。

憶測は尽きませんが、今回は長くなっても来たので、ここまでということにします。
それでは、今日はこの辺で。
~風の向くまま。気の向くままに~