考察

お久しぶりに近況報告と優勝報告 etc…

どうも、お久しぶりに「かざみわし」狩谷亮裕です。
現在接近中の台風10号の影響による連日の雷雨。私は大きな音がとても苦手なので、いつもなら必要のない余分な気をつかわされるのは、ツラいですね。職業訓練中にも大きな音が鳴った日があったので、そこからずっと緊張しっぱなしで、今週はとくに疲れました。私の住む和歌山県のあたりは、明日~明後日にかけてがいちばん影響がありそうです。みなさん、くれぐれもお気を付けて。

さて、ようやくブログを書けそうなほど体力が回復してきましたので、近況報告でも。
そんなゲリラ的な雷雨の期間中に行われていた『Shadow Verse』の「アリーナ」という項目の中で時々、ゲーム内大会(グランプリ)が行われることがあります。去る8月24日~9月4日までの期間中行われていた、グランプリ「FOH アンリミテッド杯」。

私、この大会のBグループにおいて、優勝をおさめることができました。
ゲームを始めた日が、第9弾カードパック「蒼空の騎士」が実装されたかされる直前かぐらいの時期だったので、2018年6月頃と推定しますと、そこから今で約2年弱。
本丸のAグループではありませんが、それでも、このBグループでこのような成績でもって締めくくることができ、とてもうれしく思っています。

最初は”小遣い稼ぎ”
~石の上にも三年。やっぱり続けてみるもんだなぁ ~

私は今でも「無課金勢」の一人ですから、最初は、ある程度デッキが組めて来ると、ルビ集め。ひいてはその先のレッドエーテル集めのために、少しでも(課金ナシで)タダでもらえるものは、ありがたく頂戴しておこう。という気持ちで。勝ち進むと、当然いいものがもらえたり、ルビの額が上がったりするので、決勝進出どうのこうの以前よりも、言葉は悪いですが、”小遣い稼ぎ”のために大会に参加していました。

そして、流行のデッキをYoutubeやサイト等でチェックし、動きが気に入った、使いたいというデッキが見つかれば、せっせとレッドエーテルを集め、カードを生成。これの繰り返し。
2年ほどこの作業をやっていると、だいぶレア度の高いゴールドやレジェンドのカードも手元に増えてきて、流行のデッキについていける速度も効率も上がってきたな と感じています。(まだ2年弱で1年足りませんが)やはり、石の上にも三年ですね。

デッキ紹介
~と構築ウラ話~

というわけで、デッキ紹介をさせていただきます。この大会のユーザーさんたちが使っていた優勝デッキ紹介がゲーム内に反映されるのが、9月7日ごろとありましたので、もしかすると紹介されるかもしれませんが、一足先にこちらで紹介と細かなところのカードの採用理由などの裏話を。

わかりやすいよう、表のみでまとめておきます。

コスト カード名と枚数
1 インサニティ・マナ ×3
1 禍々しき侵食 ×2
2 歪みし蝙蝠 ×3
2 魅惑の教鞭・イオ ×3
2 密約の吸血鬼 ×3
2 紅のワルツ ×3
3 ワンダーコック ×3
3 夜を統べる者・イリヤ ×3
3 背徳の狂獣 ×3
4 堕落の決意 ×2
4 堕落の漆黒・アザゼル ×3
5 招来の大天使 ×2
5 ≪世界≫・ゼルガネイア ×3
6 魔獣の女帝・ネレイア ×2
8 黙示録 ×2

このデッキとの最初の出会いは、こちらの動画になりますが、
もとのデッキ

動画でも言われているように、今流行のデッキを軒並みメタれる&レア度の高いカードの必要枚数をすでに満たしているものが多いということで、組まない手はないと。
で、これで「FOH アンリミテッド杯」Bグループ予選をそのまま勝ち抜きました。
動画をUPしてくださった、「つるおかかものはし」さん。どうもありがとうございました。

しかし、これで決勝ラウンドへ行くには、一抹の不安が残りました。それは、序盤の動き。
このデッキ、リンク先の動画を見てもらっても分かるように、相手が攻めてきたことを前提に後手からそれに対応し、先手が手札切れや息切れになってきたところを、ゆっくり攻めていくのを得意とした”受け身のデッキ”。なので、序盤あまりフォロワーを展開しないウィッチや、ミラーの同じデッキタイプ同士での対戦。またそうでなくても、相手に合わせてその時々で必要なカードを持っていないと、相手の攻めに対抗できずに抵抗はするけれども、むなしく負ける…。ということもしばしば。

そこで改善案を求めて、日頃よくよませてもらっている、GameWithさんのサイトを覗いてみると、ローテーション用ではあるけれども、同じような型のデッキがありました。
コントロールヴァンプ

デッキレシピのリンクを載せましたが、このデッキ、アザゼルと招来の大天使を使っていることから、同じような戦い方をするということはすぐに想像ができましたが、予選で使ったデッキとくらべて、2,3コストのカード(特にフォロワー)が多く、前のデッキだと上記の理由で試合によっては、4ターン連続でパスという非常事態にもそれなりに出くわしていましたが、こちらを参考に改良した表にまとめたデッキでは、そういった事故が格段に減りました。

「コントロールヴァンプ」の立ち回り解説を見てみると、

全体除去でコントロール
小回りの利く除去が少ないため、全体除去カードの使いどころが重要になる。相手の盤面がある程度広がるまで待ってから魅惑の教鞭・イオなどで一掃し、それまでに削れた体力を回復カードで補うという立ち回りは様々な相手に対して有効だ。

とあるように、やはり体力を回復しながら、盤面の陣取り合戦に勝っていくのは、有効打のようですね。
そして、これは私の今までの経験からなのですが、こういう大会になると、(ローテーションでは特に)みなさん回復系のカードを搭載していたり、例えばこのデッキにも入れているアザゼルの進化時効果「自分のリーダーへの4以上のダメージは3になる」のような一度に受けるダメージを少なくする、「ダメージカット」系のカードを入れていたり。その両方が入っていたり、最低でもどちらか片方ははいっているデッキの使用者がほとんどです。

余談として、相手の陣営・態勢が整う前に息切れ上等でどんどんカードを出していって、相手の体力を削り切る。回復や盤面の陣取り合戦など顧みず、相手の首を取ることだけに絞った、超攻撃的なデッキのことを「アグロ」と言いますが、このタイプのデッキは将棋の香車のように、一度攻めに動き出したら止まれない・進みだしたら前しか見えない(見れない)タイプなので、回復やダメージカットに弱く、それから、あともう一息のところで肝心のカードが引けず、打点が足りない。相手の大型フォロワーの処理に手札を消費させられ、手札=攻撃力という最大にして唯一の武器が枯渇してしまう。と負けるパターンやケースが多く見受けられるため、このような大会ではユーザーに嫌われやすく、実際結果がのびません。
このような大会では、長い目で見て・どこからでも勝ちにつながるような、複数の勝ちパターンが存在するデッキの方が好まれています。

もちろん、詰む・詰まないがかかってくる中終盤も大事ですが、序盤にコストをなるべく余らせず、テンポよく盤面を作る。という序盤の動きも同じぐらい大事なんですね。私、今回のデッキ改良の過程でいたく痛感しましたし、先ほどの「コントロールヴァンプ」のデッキにも序盤の立ち回り方として、

序盤は準備

終盤に強いコントロールデッキのため、序盤から強い動きのできるデッキではない。無難に密約の吸血鬼や歪みし蝙蝠などで、テンポロスしないことを意識しよう。

ときちんと書かれているんですよね。先ほどリンクを貼った場所が遠いので、もう一度同じものを貼っておきます。確認用などにどうぞ。
コントロールヴァンプ

私なりの改良ポイント

しかし、私のデッキ、微妙に違いますよね。私は「コントロールヴァンプ」のレシピを見て思いました。
確かにテンポロスは解消されるだろうけど、もう少し保険として除去札が欲しいなぁ。ん?まてよ。この大会、アンリミテッドだったよな。と

アンリミテッドはローテーションと違ってカードの使用制限範囲がなく、古きから新しきまですべてのカードが使えるのです。このデッキは早々にアザゼルのダメージカットを身にまとい戦うデッキですから、比較的体力を10以下の「復讐」状態に持ち込みやすいのです。

ヴァンパイアというクラスはこの「復讐」状態で真価を発揮するカードが多くあり、そのためにカードの能力で自ら体力を消耗するというリスキーな戦い方をよくします。ですが、どんなゲームでも体力が0になったら負け。自分からリスクを冒す分、このクラスには低コストながら高いポテンシャルを持ったカードもまた多数存在するのです。「復讐」状態で真価を発揮するコスパの良い除去札…。ここまで読んでくださった方なら、お分かりの方も多いと思いますが、そう、『黙示録』を採用し、元のデッキと改良にあたって参考にした「コントロールヴァンプ」のデッキを組み合わせたことが私なりのアレンジです。

もう一つ付け加えるならばこのデッキ、アザゼルのダメージカットという鎧を身にまといつつ、その効果は維持したまま上から招来の大天使の進化時の能力で体力を回復し、その上限を1回につき5ずつ上げていく。最大体力が1回目で10→15。2回打てば15→20。アザゼル唯一の欠点である、体力の上限を10にしてしまうのを見事に回避してくれています。
それは良いことなのですが、「復讐」状態から脱してしまうと「黙示録」のコストがたちまち4から8に戻ってしまうので、回復と「復讐」のバランスがカギを握ります。

すでに「復讐」状態であればアザゼルのファンファーレ能力によって相手フォロワーに与えるダメージが2から6に倍増してくれますし、ダメージカットの鎧は一度まとえばそのバトル中はずっとつけっぱなので、そこまで相手の盤面を除去する役目を「黙示録」1枚に任せ過ぎなくてもいいかな というのと、本来のコストの重みの観点から、

採用枚数をフルの3枚ではなく2枚にした

のも、熟考の末のポイントかな と思います。

 

さて、今回もこんなに長く書くつもりはなく、近況報告がてらにBグループでの優勝とその時のデッキレシピを私のブログの方でさらっと挙げようかなと思って書いてみたら、けっこうな字数になってしまいました。そろそろ締めようかと思います。
台風の後も、もうしばらく残暑が続くと思われますが、皆さま体調などにはくれぐれもお気をつけください。
それでは、今日はこの辺で。
~風の向くまま。気の向くままに~