考察

仮面ライダーセイバー第2話感想

どうも、「かざみわし」狩谷亮裕です。
今日は、仮面ライダーセイバー第2話について少し書いていきたいと思います。

2号ライダーの愛車は仮面ライダー史上初のトライク

第2話を語るのならば、はずせないのがこれでしょう。
第2話放送前からネット記事になっていましたが、2号ライダー、ブレイズの愛車。バイクのような、でもどこか車にも見える。重厚感と先輩ライダーとしての安心や信頼感を車体で表しているかのような「ライドガドライカー」。今回もキレイな、でもメギドらによって侵略された虚無感・廃墟間の残る世界をセイバーとともに颯爽と駆け抜けてくれました。

P・S にしても、新堂倫太郎くん。キャラが独特過ぎる。本人はいたってまじめだけど…というのは、福田・柴崎ペアでやった同じく「仮面ライダーゴースト」の御成でもあったけど、また違った雰囲気を醸し出している。倫太郎を演じる山口貴也さんも3人で1組とインタビューに答えていたけれど、飛羽真や芽依との関係性・そして他のソードオブロゴスの面々との掛け合いがすごく楽しみです。この先どうなっていくことやら。

黒い本棚の面々も、やはりクセモノ揃い?

今回は1話ほど重要な発言はありませんでしたが、やはり、仮面ライダーカリバーと幹部メギド達「黒い本棚の面々」も一筋縄ではいかなそう…。今回は物語のジャンルを司るストリウスがアリとキリギリスならぬ「アリかキリギリス」アルターライドブックを使ってアリメギドとキリギリスメギドを生み出しました。

私が第2話の彼らのシーンで注目したのは、「あのメギドには別の力も与えてあるから、もはや剣士でも止められないでしょう」。これ、セイバーとブレイズがメギド達と戦っている最中にストリウスが言ったセリフ。ストリウスのキャラ設定にも、「慇懃無礼で皮肉屋」と書かれてはいるけれど、ある意味幹部たちの中で一番怖いというか、底知れなさを感じました。

一方”最初のページを開いた”レジエルも、「プライドが高く他のジャンルより高位の存在だと自負している。」と書かれているけれど、それよりもストリウスのほうが、プライドが高く他のジャンルより高位の存在だと自負している。んじゃないかなぁ。
私が先ほど挙げたあのセリフも、自分に相当自信がないと言えないし、現に1話でのセイバーの復活を見て、ただただ怪人を生み出すだけでなく、自分たちがソードオブロゴスから先の大戦で奪ったワンダーライドブックの力も取り入れる という策士ぶりだし。
これ飛羽真がアリとキリギリスの物語から女王アリの存在に気づかなかったら、詰んでたまでありますしね。結果的に飛羽真の機転と2大仮面ライダーの連携により、彼らにワンダーライドブックを取り戻されることにつながりましたが、飛羽真の「女王アリを探してくれ」がなかったら…そう考えるとゾクゾクします。

余談:レジエル、危うし!?

余談になりますが、公式の紹介動画でメギド達が紹介される時、ストリウスが銅。ズオスが銀。レジエルが金で紹介されているから、その順で彼らの地位も決まっているのかなぁ 仮面ライダーセイバー予告 1分40秒あたり~約7秒間

と思っているんだけど、公式サイトのあとがきにも、このメダルの法則でいくと一番下の銅であるストリウス役。古屋呂敏さんが三人の中では一番年上だそうで(役柄とは関係はないが)併せてストリウスの発言などからも、必ずこの通りではないのかなと。

一方、メダル法則では金のレジエル役。高野海琉さんのあとがきを読んでみると、「3人の中では一番忠実に世界を入れ替えることを目論んでいる」と。劇中ではストリウスにいや~な目線を送ってたし、他のジャンルより高位な存在だと自負もある と書いてはいるけど、かわいいところあるじゃないですか、レジエル。

でもね、そういうのを仮面ライダーの世界では死亡フラグっていうんですよ。これが仮面ライダーの主役側なら、「頼りがいのある味方」になってすごく心強いんだけど、悪役サイドでこの手のキャラ。つまり自分たちの組織やグループに、自分がやっていることを誇りに思い、使命感のような感情のもと忠実に役割をこなす というのは、他のメンバーや悪役に入っている仮面ライダー=今作ではカリバーにいいように利用されてあっさりと命を落とす
ケース
が非常に多いのです。私、いっきに心配になりました。がんばって生き抜くんだよ。レジエル。

もしかして同じ2話のあとがきのページに載っていた、メギド組の写真。メダルの法則でいくなら、金メダルであるレジエルをセンターに映すはずなんだけど、この写真のセンターはというと…銅のストリウス。もしかして3人の位置関係は、そのまま今後の仮面ライダーセイバーのメギドとしての命運につながっているのかも!?しれません。
詳しくは公式サイトのキャスト紹介のメギド組をご覧ください。
仮面ライダーセイバー第3章「父であり、剣士。」

まとめ

ところ変わって、メギドが倒された後のシーン。カリバーの横でストリウスに見下すような、嘲笑うような視線を送ったレジエル。これであぁ、彼らも歪な関係性なんだな と理解しました。そんなレジエルの横で、「これで私の計画は、加速する」と不敵に笑うカリバー。本来ならば敵にパワーアップアイテムを奪取され、ピンチのはずなのに、これで私の計画は、加速する。落ち込んだり、焦ったりすることは全くなくむしろ、計画の加速を喜ぶとは。やはり彼は本の完成を目指すメギド達とは違い、剣士同士の衝突を狙っているのかな という印象が強まりました。
1話の時点では、今作の悪役サイドは比較的、他の作品と比べると結束力がある(統率されている)のかなぁという印象でしたが、やはりそう簡単なものではなさそうです。
それでは、今日はこの辺で。
~風の向くまま。気の向くままに~