趣味

”おやっさん”と懐かしき記憶~私が銃やライフルなどで戦うライダーを好きになったわけ~

どうも、「かざみわし」狩谷亮裕です。
つい先日まで私は、知人からもらった本を楽しく読ませてもらっていたんですが、その本の中で仮面ライダーWのモチーフと思わしき作品名と出会い、懐かしくなって仮面ライダーWの映画作品を見直しました。今日は、そのエピソードを書いていきたいと思います。

仮面ライダーW主題歌W-B-X

私の記憶のドアを叩く突然の来訪者
~著書の3つ数えろと決めゼリフお前の罪を数えろ!の関連性~

知人の著書の279ページに出てくる、ボギー(ハンフリー・ボガート)の「三つ数えろ」はWの敵に向かって言い放つ、「(さあ)お前の罪を数えろ!」にひもづいているなと思ったんですが、なぜ3つなのか?と不思議に思いつつ読み進めていると、その本の同じ行に続けて、原作はTHE BIG SLEEP(大いなる眠り)。フィリップ・マーロー役で出演ときた。

しかも同じ本の368ページには、

「…こういう名文が残っている。100年も前のアメリカ小説ものだ。ハードボイルドだぜ。血沸き肉躍る、私立探偵フィリップ・マーロー、ものだ。」

花の木 ゆう太著「御馳走ちゃう、事件」より

とありました。

“ハードボイルド“…。もうこれは間違いない!フィリップ・マーローからフィリップ(演:菅田将暉)が取られ、Wに変身するもうひとりの主人公、左翔太郎(演:桐山漣)が ”おやっさん” と呼ぶ鳴海探偵事務所の創設者、鳴海荘吉(演:吉川晃司)が口ぐせのように言っていたのが、このハードボイルド。

翔太郎らは、個人としてはまだおやっさんに遠く及ばないから、「2人で1人の仮面ライダー」として”ハーフボイルド“を掲げて悪と戦っていく。そういう物語でしたね。いやぁ、懐かしい。

不朽の名シーン
~かつての相棒マツと鳴海荘吉の会話~

そこで、おやっさんの活躍するWの映画、「仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE」を見返すと、映画終盤で謎のクモ怪人=スパイダー・ドーパントの正体が自分の相棒、マツこと松井誠一郎であると見抜き、仮面ライダーとドーパントとして対峙するシーン。

そこで、荘吉がマツに向かってこう言う。

 

1つ。俺はいつもそばにいる仲間の心の闇を知らなかった。
2つ。戦う決断が一瞬鈍った。
3つ。そのせいで街を泣かせた。俺は自分の罪を数えたぜ。マツ、お前の罪を数えろ!

相手に向かって言う決めゼリフというだけでなく、自分の罪を数えたうえで出た名台詞だったということにささやかな感動を覚えるシーンですが、この時数えたおやっさんの罪というのが上記の「三つ数えろ」にあたる。

マツが使っていた当時のガイアメモリは初期型のため、戦闘で敗れメモリブレイクされた者はそのまま死に至るというタチの悪いガイアメモリだったのですが、愛する街、風都を守るためにマツを倒すという苦渋の決断をした荘吉。

そして戦いが終わり、やわらかな風の中、命の灯が消えゆくマツに彼がかけた言葉が、「眠れ、相棒」。

かつてこのシーンを見た時、荘吉がかけたこの言葉の真の意味がまだ幼い私には理解できなかった…。しかし、知人の本を読み終えた今なら、ここでかける言葉は、「眠れ、相棒」。でなければならなかったことは明白です。なぜならそれが原作のTHE BIG SLEEP(大いなる眠り)にかかっているから。

およそ10年の時を経て、強烈なアハ体験。壮絶な快感を身に覚えました。改めておやっさん鳴海荘吉の魅力にハマった瞬間です。

 

この他に影響を受けた私的”おやっさん”の名台詞

おやっさんはこれ以外にも、「撃っていいのは撃たれる覚悟のあるヤツだけだぜ?レディー」や、「男の仕事の8割は決断だ。あとはオマケみたいなもんさ」など男から見ても男に落ちる。というか、男が男に惚れることもあるんだなぁというぐらいキュン となりました。

これらのセリフは今でも私の中で教訓として大事にしているので、これらの作品は定期的に見直したくなります。

 

私が銃やライフルなどで戦うライダーを好きになったわけ

少し話は変わりますが、私は、銃やライフルを使って戦うライダーが好きです。それは一つの仮面ライダー作品の中で使用者が少なく目立つから。でもあり、魔進チェイサーやナイトローグ、ブラッドスタークなど、私が大好きな悪役に銃等をメイン武器とする戦士が多いから。というのもありますが、それが本当の理由か?と問われると…う~ん何かが違う となる。そこで私は2,3日考えこみました。

考えた結果、その答えもおやっさん、仮面ライダースカルにあったんだとつい最近気づきました。

上述の理由で翔太郎だけではなく、私の心にも深く刻まれている鳴海荘吉。そんな彼が変身する仮面ライダースカルがそのまま生き方を反映しているような気がして、クールでかっこよかった。

それがそのまま銃やライフルを使って戦う他作品の仮面ライダーへも持ち越され、結果的にこれらのライダーのことが好きになったというわけです。は~。スッキリした。

まとめ

今日は、知人に貰った本から、ふとおやっさんを思い出し、私が銃やライフルなどで戦うライダーを好きになった真の理由に気づくまでを、当時を懐かしく振り返りながら書きました。いやぁ、もうあれらの作品が世に出てから10年以上経っているだなんて驚きです。当時のセリフや映像は子どもながらに鮮明に記憶の本棚に残されています。子供のころの記憶って、やはりその後の人生においても影響力大ですね。

最後に。私に当時の懐かしい記憶のドアを開け、思い出深いエピソードに再び触れるきっかけをくれた知人にこの場を借りてお礼申し上げます。

それでは、今日はこの辺で。
~風の向くまま。気の向くままに

鳴海荘吉 / Nobody’s Perfect