考察

仮面ライダーセイバー第13話 感想

どうも、「かざみわし」狩谷亮裕です
今回は、仮面ライダーセイバー第13話感想&考察を。
今回は前回のお話しから引き続いて、メギド陣営が大いなる本の力を手に入れるために仕掛けた作戦を剣士側が止められるかどうかの続き。

セイバー強化フォームお披露目
誰も寄せ付けぬその強さ、すなわちド強い!

今週だけでなく来週も(もしかすると年内いっぱい)地続きで持ち越されそうな雰囲気なので、ここ数回この考察も似たり寄ったりなものになりそうな予感がしますが。
公式にもたびたび書かれている通り、番組クライマックス感がします。そして、次回14話の予告でも「世界を懸けた決戦が始まる!!」であったり、「勝つのは闇か…それとも…」とテロップが出ていたり、私の方でも書きましたが、え?番組終わりごろの雰囲気じゃん。。。というかんじ。

ここまでが全速力発進だっただけに、おなじことや同じ場面で引っ張るのが長いなぁ というかんじもしなくもないですが、それだけこの飛羽真たち3人の『約束(の地)』であったり、計画の最終段階と話していたメギド達の動きも、本気であるということですし。
私も、マンネリ化しないよう、もう一度各話各話細部に至るまで見逃さないつもりで見ています。

13話の見どころといえば、予告でもチラっとあったとおり、年末恒例の主人公強化フォーム①=中間フォームの登場。「Don’t miss it ドメタリック・アーマー!ドハデニック・ブースター!ド迫力・ライダー!ドラゴニックナイト!すなわち、ド強い!」と、これでもかと「ド」で韻を踏んでいる。どこぞの赤く進化してLV.99に跳ね上がったかつての宿敵、グラファイトバグスターさんでもここまで「ド」は連呼していなかったような気が…
まぁ、温故知新で参考にされたんでしょうね。

個人的には、ブレイブドラゴンワンダーライドブックと火炎剣烈火に共鳴して、新たな1冊で3冊分のライドブックが出来上がるシーン。賢人のベッドの上に置かれていた、飛羽真らがかつて読んでいた「Wonder Story」の飛び出す立体絵本のような仕掛けが開き、仮面ライダーセイバーとドラゴンのような絵が飛び出ていたことが印象的。

あの「Wonder Story」の本には、ほかにも、カリバーとアヴァロンの存在を示唆している立体ページがあったり、(第6話)そもそもソードライバーに刻まれている古代文字のようなもので書かれていたり、公式にもあるようにまだまだ謎の多い本です。
公式にも書かれている通り、なぜ、飛羽真が幼いころからあれを持っているのか?というのも今後のカギを握ってきそうなポイントでしょうし、

仮面ライダーセイバー第8章「封印されしは、アーサー。」

まだあと何ページか続きがありそうな気がしますよね。
そして、ドラゴニックナイトの覚醒を見届けて、アヴァロンで飛羽真に当時はまだ題名のない分厚い本を渡した謎の男も、「すべての試練を乗り越えたか。」と意味深な発言。

去年のゼロワンの時もそうでしたが、年末のパワーアップアイテムまでは予想通りだが、年明け後しばらくして。2月、3月ごろに出る主人公の強化アイテムを見て予想外の出来事だ とか、対応力だとか言って驚く人物(去年だと仮面ライダーサウザー)のポジションに今年は謎の男かタッセルが入ってくるのかなぁと思ったり。にしても、彼らは何者なんでしょう?依然分からないままです。

 ~かざみのボヤキ~
玩具バレカタログとストーリー展開等のメタ的お話

メタ的なことを言うと、このドラゴニックナイトワンダーライドブックのおもちゃの発売日が12月5日。13話が放送されたのが、翌日の12月6日。フライングで発売日より1,2週間早くテレビに登場 ということもある中、昨今はあまりにも早く出し過ぎるとインターネット上にファンの手によって広められインパクトに欠ける。それゆえに、今後の玩具発売情報のカタログ(=玩具バレカタログ)というの出しても文字だけ のように、あまり表に出さなくなった。

その一方で、オモチャ優先でストーリーが作られている側面もおおいにあるため、そのようなことはストーリー設計上、どうしてもできてしまうし、適当なところで世に出さなければ、肝心のおもちゃが売れない。=視聴率の低さを補えない。
このようなある種のジレンマも抱える中で、今回のこの見事なタイミングとストーリー運び!

ちなみに、また次回の考察でもあらためて触れるつもりにしていますが、次回14話では、キングオブアーサーの力を使って倫太郎がパワーアップする回。この時に出来上がるのが、「キングライオン大戦記」。これの発売日も12月12日で、放送日が翌13日という、見事なまでのコントロール!東映さん、すごいです。

さて、話を戻しましょう。今までの赤を基調とした配色とは違い、随所に赤を入れつつも、ド強く強化された炎で体中の温度が上がり、赤を通り越してそれこそメタリック。銀色にまで達したというかんじ。
今まではこちら側から動く剣の使い方でしたが、ジャオウドラゴンとなったカリバーの攻撃をすべて受け切ったうえで、攻撃を開始する。初登場に際し、これまた恒例の「無敵補正」がかかっていることもあるのでしょうが、飛羽真くん、一気に強者感が出ましたね~

ブレイブドラゴンを乗りこなしてのカリバーとの空中戦は、そのカラーとも相まって、まるで白馬の王子様いや、世界を救う竜騎士の主人公のまさしくそれでした。

まだまだ中間フォームだというのに、この強さ。この先どこまで強くなるのやら。そして強化がまだあるということは、このドラゴニックナイトを上回る敵も出てくるということで。末恐ろしや…

個人的に気になったカリバーの「球体化」

個人的には、「もう遅い。間もなく私は不変の真理へと至る」と言いながら空へ向かうカリバーが小さな紫の球体になった場面。あそこが気になりました。これ、第6話で剣斬に押されて、魂のような小さな球体になってその場をひっそりと逃げ出すシーン。このときの小さくなったデザストと色・形状はビミョーに違いますが、同じようなものですよね。

その後続く第7話で「アイツ俺が倒したはず!」。「コイツは死なねぇんだ。だから厄介なんだよ」という尾上さんと連のやりとりがありましたが、それによりデザストは普通に攻撃を与えただけでは倒せない→「封印」という手段を取った ということが明かされましたが、

それと同じように任意で球体化して移動ができるというのは、カリバージャアクドラゴンにはなかった(少なくとも本編中にそのような描写は見られない)ため、ジャオウドラゴンとなったことで得た能力と推察できます。

ということは、人間の身ながらデザストのような、「不死身」的な能力を得たということでしょうか?
この後の項目で考察しますが、闇黒剣月闇にはさすが謎が多い聖剣というだけあって、厄介な能力が存在します。次はそのあたりのことについて考察したいと思います。

そんなドラゴニックナイトの覚醒により、6本の柱から中央に生成された白い本=扉。これをブレイブドラゴンの炎により閉じ込めることで、ワンダーワールドと現実世界がつながることを何とか阻止できたわけですが、(この時の本が後々のセイバー最終フォームにつながるのではと私は予想しています)それでも賢人は闇に飲まれ、苦しそうに消えていってしまいました…。

消えた主と不気味に光る暗黒剣
その謎に迫る!

2週連続衝撃の幕引きとなったわけですが、私が気になったのはその後のラストシーン。
飛羽真は見つけることができなかった暗黒剣ですが、カリバーとの激戦の後、誰もいなくなった飛羽真らの約束の場所 にひっそりと突き刺さっていることが視聴者には、判明。
この場所に突き刺さっているというのも、皮肉というか、運命というか。次回14話の場面カットを見ると、それをデザストが拾いに行くようですが、

仮面ライダーセイバー第14章「この思い、剣に宿して。」

その前後でメギド達が闇黒剣月闇の秘密について何か語るのか?注目したいところです。
その闇黒剣月闇のアップで終わるのかと思いきや、最後に映ったのは、不気味に紫の光を放ちながら、唸り声とともに、消滅際の赤く目を光らせる賢人の姿がフラッシュバックのように映し出された。(←ここだけ見ると、もはやホラー)この描写があったことで、ファンの間では、賢人は3代目のカリバーとして戻ってくるのではないか?という考察がよく見かけられるようになりました。

私も前回12話の考察で、賢人役の青木遼さんがオールアップの花束を受け取っていないことから考えて、賢人の出番はあると踏んでいます。

次回なぜか、6本の柱のうちの一つ、炎の壁が薄くなったことで、再び幹部メギド総出勤でセイバーらに襲い掛かってくるようですが、予告でもうすでに3幹部が怪人体で並んでいる少し後ろに仮面ライダーカリバージャオウドラゴンの姿が。復活早っ!っていう話。

13話の相関図を見ても、セイバーからカリバーへのびている矢印をみると、「撃破?」と書かれているので、次回出てくるのは上條カリバーとみてよさそうです。
が、13話ラストシーンのアレをみると、15年前のようにそう遅くないタイミングで、カリバーの変身者=『有資格者』が入れ替わるのかなぁという気も。

仮面ライダーカリバー・闇黒剣月闇の意思は?
『真理』と関係がありそうな気もするけれど…

以前私はこちらの記事で、

仮面ライダーセイバー第5話 感想②今日は前回の続きで仮面ライダーセイバー第5話感想②。 今回は、5話の展開に大きく影響を与えた尾上さんの言葉。これを言った尾上さん本人の心境の方にフォーカス。 そしてその親友である富加宮隼人のことについても。 目的は何?正体は誰?気になる!!...

操り人形というワードを用いて、闇黒剣月闇は、装着者自身も闇の中に支配するのではないか?とか、そんな特性を利用して、暗黒剣やカリバーの装備自体、メギド側が人間に対して用意した”保険”のようなものなのか?とか。我ながら物騒な考察をしたなぁとその時は思っていましたが、ここまで見ると、まんざら噓八百ということでもないような気がしてきました。

今回のラストシーンのこの描写で、多くの考察記事や動画では、闇黒剣月闇には意思があって~というものをよく見かけますが、それは第9話で尾上さんが「さすが、火炎剣烈火に選ばれた男ってことか」と言っていたことからも、他の聖剣にも言えること。つまり、闇黒剣月闇も例にもれず自分の意思のもと、それに相応しい人物を仮面ライダーカリバーに仕立て上げ、何かを成そうとしている。

それが具体的に何か?と言われると現時点では分かりませんが、おそらくそれが、先代のカリバーである富加宮隼人や上條大地の類似する行動原理につながっているんだとは思います。

もう少し踏み込むならば、闇黒剣月闇は火炎剣烈火とともに、最初に生まれた2本の聖剣の1本であることや、これら2本の剣のあいだで『共鳴』現象が起こっていることから、何かしらの特別な関係があること。そして、上條がよく口にしている『真理』という言葉にヒントがあるとにらんでいます。 と長くなってもきたので今回はここまで。

さて、次回は先ほどもサラっと触れましたが、倫太郎パワーアップ回。
メギド陣営は大いなる本に通じる扉を封じられ、計画に支障が生じてきました。どうする?幹部メギド。そして最近姿を見ないソフィアと神代玲花。玲花の方はそろそろ動きがありそうな予感もします。

それでは、今日はこの辺で。
~風の向くまま。気の向くままに~