雑感

私の今年の漢字2020

どうも、「かざみわし」狩谷亮裕です。

さて、前回の記事でも予告したとおり、本当の意味での2020年最後の記事。「私の今年の漢字」を綴って、本年を締めくくりたいと思います。

その前に、軽く「私の今年の漢字」の説明を。
これの前身となったのが、私の高校時代3年間の担任で、国語=現代文・古文の担当であった先生が、私たちのクラスだけでなく、担当していたクラス全部の1人1人に聞いて回っていた「My今年の口グセ」を考えて年の瀬が近づくと、授業の最後にそれぞれ発表するという習慣があったのです。

私はそれを聞いた最初の年こそ突然で驚きましたが、以後は「今年もたぶん聞かれるんだろう」と常時頭の片隅に置いといて、意識して行動するようになりました。

そして卒業後。「口グセ」ではなくなりましたが、この企画自体は自分の今年1年を振り返る良い機会だと思い立ち、「My今年の口グセ」ではなく、「今年の漢字」に置き換えて。体調・心調ともにもどりはじめた、2018,19年ごろから考えだしたものです。

前置きはこのくらいにして。今年2020年の私の漢字。発表したいと思います。
2020年「私の今年の漢字」は

 

『鬼』

です。
世間一般的には、「鬼滅の刃=鬼滅」が興行収入・累計興行収入などの記録を塗り替え、我が国の菅総理も国会答弁の場において、「私も”全集中の呼吸”で答弁させていただきます」とパロディーを披露し、話題を呼びました。

そして、なんといっても、新型コロナウィルスが今なお「鬼」のように猛威をふるっています。 このように世間全体からしても、2020年を代表する漢字といえるのではないでしょうか。

それは私においても同じです。
「私のプロフィール」にも書きましたが、私は大学に入学した年。10日ほどで結局大学を辞めてしまいました。
けれども、大学へ今も順当に通い続けていれば、今年は大学4年~社会人になる年です。
この、大学へ通い続けていれば というのは、徐々に体調や心調が戻ってき始めた、2019年ごろから。こちらも徐々に意識し始め、そして今年。今年は年の初めから、「そろそろ仕事、就職のことを…」と。何なら昨年車の運転免許を取得した年末から、考え始めていました。

けれども、仕事と言っても、慣れない環境や人の中で、生まれつききつかった「筋緊張」が出てきて、自分でも制御できないほどガチ~ッと固まってしないか とか、これも約2,3年前から新たに持った目まいが、緊張や考えすぎによってグルグル~っとかき乱してはこないか。

そもそも心身共にブレイク(break)して、ここ数年、半ニートのような生活様式だった私。この数年のブランク(blank)を取り戻せるのだろうか。
そもそもこのコロナ禍において、みんな苦しい状況で、仕事やら就職など、簡単に見つからないのではないか?自分は、この考えすぎるところが悪いと分かっていても、堂々巡り。「負のループ」に突入してしまうのです。

そんなことを、さっきの「私の今年の口グセ」じゃないですが、寝ても覚めても年がら年中。常に頭の端っこで考えていると、周囲はもちろん、自分に対してまで『疑心暗鬼』になってしまった。
今年はこのコロナ禍という大変特殊な環境も相まって、自分自身やその目標・生きがいを何度も失いかけては見つけ、失いかけては見つけ。 の年となりました。

けれども、今年の下(しも)に職業評価を受けたあたりから、ブレイクスルーが起こりはじめ、混沌としていた私の私生活にも、一条の光が見えつつあるので、新年は、この状況が好転するのではないかなと、我ながら期待を寄せております。
(この場を借りて、職業評価はじめ、一連のイベントに関わって下さった関係者のみなさまに改めてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。)

このような意味合いから、2020年。私の今年の漢字」は『鬼』とさせていただきました。

最後の最後に、この記事を書くにあたって疑心暗鬼の意味を調べた際に分かった、プチ雑学を。

我々は普段「疑心暗鬼」と言い始めの”ぎ”の音から終わりの”き”の音まで、言葉を区切らずに四字熟語のように一度に読み切りますが、本来というか、元になった言葉は、中国の「列子」の中に出てくる故事成語、疑心暗鬼を生ず から来ているようです。

「疑心」はそのまま疑う心。「暗鬼」は人やもの事柄にたいして、疑いの念を持っていると、暗闇の中からありもしない鬼や亡霊の姿が見えてきてしまう という意味合いを持つ言葉だそうです。

2020年。日本のみならず世界中が未曽有の危機に陥った(陥っている)年。
みな様方におかれましても、何かしら”変化”や”気づき”があった年だったかと思われます。
来年こそは、コロナワクチン=コロナへの対抗策 含め、落ち込んだ精神面の回復など、さまざまな面で幸ある、光ある1年になってほしい。
また、私たちひとりひとりの行動によって、希望ある未来を引き寄せたい。一歩一歩は小さくとも、そのような未来に、自分たちから 歩み寄りたいものです。

これを持ちまして当サイト「かざみわし」オーナー。狩谷亮裕からの本年最後のご挨拶とさせていただきたいと思います。
みな様、よいお年をお迎えください。

~残り数時間となった本年の余韻に浸りつつ… 自宅デスクにて ~ 2020年大晦日